渡辺復帰登板祭り。

世の中はレッド負傷退場ですっかり意気消沈ですが、私だけはめでたく祭ろうと思う・・・。

9/11（金）甲子園
阪神 2-1 横浜

西村くんに代わって、わっぴー一軍登録。
おかえり・・・。
たまたまチケット取ってただけだけど、こんな日に甲子園に行けて本当に嬉しかった。
でも出番がなかったので、ひっそりと自分の胸の中だけでかみしめる。
よかった、かえってきた、帰ってくる場所あった・・・。
スタンドでユニを取り出してはむせび泣き、脱いでかばんにしまおうとしてはむせび泣き。
西村くんは確かにちょこっと打たれてたけどずっとがんばってたし、暁さん好調だし、エグが調子崩してるけどわっぴー左じゃないし、もう完全に忍の枠を狙いに行ってたんですけどね・・・（暁さんを先発6人目に押し上げーの、リリーフ滑り込みーのというシナリオ）。

この試合はもう、お能さましかないよね！
ははーーーっと平伏ですわ。
ま、私が球場に着いてからは1点も取ってないし内川にタイムリー打たれただけだよーん（笑）
・・・すんません。
アッチ球児くんの無安打リレーがステキでした、はい。


9/12（土）甲子園
阪神 2-4 横浜

また、レッドの負傷退場を見てしまった。ライトで。
最初は飛び込んだけど取れなかったことを悔しがってるだけかと思ったんです。でも様子がおかしい。そしたらボールを処理しおわった浅井くんがかけつけてタイムの合図。
トレーナーさんが飛んできて、なぜかセカンドから恵一も飛んできて（笑）、レッドはトレーナーさんの背中にかるがると担がれて、リリーフカーの出入り口から退場していった。
大きな歓声がレッドを見送る。
レッドはその声に応えて、トレーナーさんの背中から、ぺこっとアルプスにお辞儀をしていった。
その姿に、泣けた。
そして守備位置交代の場内アナウンスがかかる前から、恵一はすっかりセンターでスタンバイしていて、赤星さんの穴は僕が埋めます！という恵一の声が聞こえてきそうなほどの気合。

レッドは絶対に、忍を助けようとしていたと思う。
単独3位浮上がかかった試合、立ち上がりはよかった忍が崩れて出したランナー、先制は防ぎたい・・・
自分の体が危ういのはレッド自身がいちばん分かっていたと思う。
それでも、いろんな思いで、一か八かでかける場面だと思ったんじゃないかな。
結果はボールはとれず先制を許し、自分はヘルニア悪化で退場。最悪の結末だったけど、それほどに自分をかけたレッドの気持ちにみんなが応えなきゃいけなかった。
少なくとも忍は応えなきゃいけなかった。

ところが。
返されたランナーが全部四球だったこと、
内川に痛打された球が甘かったこと、
初回にバントヒットで出て、初物ランドフルを引っ掻き回してくれそうな期待の募った赤星が負傷退場になったこと。
それら全部の不満が、直後にカウント0-2にした忍に噴出した。
ただのボール2球では起こるはずのないレベルの、ひどい怒号が忍に降り注がれる。
あぁ、みんなきっとレッドが怪我したのは忍のせいだって思ってる。
誰ひとり内川を責める人はいないんだ。
マウンドの忍が針の筵にいる。
何とか打ちとってベンチに帰って行く忍の背中。それが、今年最後の先発ピッチャーとしての忍の姿になるとはさすがに思わなかった。

4回表。
マウンドに立ったのは筒井くんだっだ。
こんなにさくっと忍を替えるとはね。かなり必死な継投ではある。
4回ウラでうっかりチャンスが来てしまったので、代打にみちゅが出てしまったけど、筒井くんすごくよかったよ。
エグしっかりしないと！
5回、「もしかして渡辺が投げるかもーー！」と叫んでみたけど聴こえてきたのはライガーだった。
ちぇーっ。
5回はいいえぐでしたが6回は悪いえぐ。満塁で暁さんにスイッチしちゃった。
暁さん、すごくいいですね。リリーフが本職じゃないのに、こんなところで出されてどうなるかと思ったけど、ちゃんと抑えてくれた！

暁さんの牽制プレー、カッコイイですよねー。
刺すぞ！っていうすごい気合まんまんの牽制。そこから話が発展して、なぜか「必殺仕事人なら暁さんは絶対かんざし！！！」と熱弁していた私。
風車ならセッキーだよね～！
三味線はオトコマエがいいので、矢野さんを希望します。タカヒロはうっかり新兵衛です（番組ちがう）。

6回ウラ。
ランナー1塁でネクストにひーやんがでたーーー！
「狩野くん、ここで打たないと！ゲッツだけはあかん！」
ところがフルカウントからスタートを切ったので三振ゲッツー。
ああぁぁ、ヒヤチラ・・・。

レッドの負傷に燃えたであろう恵一は5回のバントヒットはよかったんだけど、何気に7回のバント小フライが痛かった。
ほんでピヨがライナーゲッツーってどんだけついてないんだ！
ところでライナーゲッツーって、1試合に3回もある？
うち2回、むこう1回。
あ、どれかは三振ゲッツーかな。なんにせよゲッツーの多い拙攻同士の戦いであった。

8回表、リリーフカーの出入り口が開く。
「渡辺やん！」と友人が私に叫ぶ。うなづく私。久しぶりすぎて自分の耳を疑っていたんだよ。
わっぴー、1軍復帰して初の登板。
あぁ、この時を待ってたんだよ、わっぴー！
球場で迎えられて嬉しいよーーー！！！
もう帰る場所ないかと思ってた、今年はもう見れないのかもと！
うわぁーーーん、おかえりわっぴーーー！！！忘れてなんかないよおぉぉ！！（笑）

そんなわけで、渡辺は8/21以来のマウンド。
・・・？？
あれ？グローブ変えた？刺繍ってピンクだったっけ？
調べてみたら8/21からはピンクでした。刺繍も筆記体っぽいのでRYO。ナゴ球もずっとピンク。
それまでは刺繍が黄色でRYOってゴシック体だったんです。去年の後半くらいに作ったものだと思うのですが。（それまでは25WATANABEって刺繍されたのをタカヒロが来てからも使っていた）
グラブの色はどっちも黒だしメーカーもexだし、形とかも違いが分からん・・・。

グラブのことはおいといて。
22日ぶりの1軍登板は2イニング2安打無失点。
ストレートの球速とかキレとかは戻ってそうだけど、逆球があるからなぁ。でも、ずっと1軍にいたときもそれはあたんだけど。それを直してほしかったのにそれ以前の制球の不安定さに陥って下に落ちたんだけど。
結局、引っかかる球があるのは直ってないと思うんですよね。ただ8月よりは球威があるから、引っかからないで済んだときに打ち取れるというか。
まぁ、失点しなくてよかったですわ・。

8回ウラ。
浅井くんに代打、ひーやん。
そう来たか！
盛り上がる球場。
レッド負傷退場のあおりで、今日のオーダーでは代打を出せる場所がとても限られると思っていた。
広大はいないし、リンちゃんもすでに使っている。

・・・ぴーん！

「ねぇ、これはこのまま、守っちゃうかもーーー！！！」
「まじでかーーーー？！」
打席に立つ前から沸き立つ私と友人。
「あと残ってる外野手いる？野原くらいじゃない？それやったら俺守ったほうがええわー！」
後半はひーやんの気持ちを勝手に代弁している（笑）。
ものすごーく沸いたんですけどね、ライスタ。
チャンスマーチでなく桧山ダンスをわざわざチョイスした応援団に拍手だぜ。
ま、残念ながら片手三振でしたけども。

結局、無得点で2点ビハインドのまま9回へ。
渡辺続投。
ライトに桧山、センター葛城ときた。
えぇーーーこわいーーー（笑）
センター平野、ライト桧山、セカンド関本、ファースト葛城がベストだと思ってたんですけど。
セッキーがまだセカンドやるには脚がつらいのかなぁ。
グラブ持ってライト定位置に来ただけで大歓声に迎えられたひーやん。
あまりスタンドが歓迎しているので、振り返って「どうも！」とぺこり。
あぁかわいい・・・愛想いい・・・すき（笑）
果たしてひーやんに守備機会はあるのか？と思っていたら、渡辺のふわっとしたチェンジアップを佐伯が打ち上げ、ライトフライをひーやんが無難にキャッチ！
うわーーーい捕ったーーー！（笑）
何でもないフライを捕っただけで喜びすぎ、「まるで少年野球を見に来た親のようだ」と言われる我々。
喜びすぎました、すみません（笑）
でもね、甲子園のライトを守るひーやんを見れるとは思ってなかったので、すごく嬉しかったのです。
いいもん見たわー。

9回ウラ、山口俊が登板。
ちょうど22時になったので、ここからトランペットが止まった。
打席には代打、野原祐也！
「野原って、松坂と顔似てません？」
あぁ、あのほっぺたが広くて目がちっさいところがね（笑）
そんなこと言ってると、山口の初球を力いっぱい引っ張った！
佐伯のグラブを弾く！抜けた！
Hランプつけてあげてーーー、ついたーーー！！！
よかった、よかった！おめでとうプロ初安打！
もう野手は矢野さんくらいしか残ってないので、もちろんそのままランナーで残る野原。
あぁ、初安打がそのまま初得点にならないだろうか・・・。
葛城。
せっかくファールチップしたのが認められたけど、打ち直しても空振り三振やーん。ぷう。
平野。
ゲッツーで終わりって・・・。

失ったものは大きいし、悲しいしつらい。
が、「君らホンマによかったな！」と言われたように、個人的な満足度は高い試合でした。
わっしょいたくさんして楽しかったし。点とれてたらもう100倍くらいよかったんですけども！


せっかくデーゲームでヤクルトさん負けたのになー。
野原にプロ初ヒットが出たのは大変喜ばしいが、水田くんに移籍後初ヒットがまだ出てないんです。それに密かに気をもんでるんです私。
あぁっ、早く・・・（笑）

サンスポ。
前日１１日に１軍昇格した渡辺が、八回から２番手で登板。２安打を許したが、２回をきっちり無失点で切り抜けた。
「０点で抑えて、少しでもチームに貢献できるようにしたいです」
防御率３・７１と本来の調子を欠き、８月２２日に登録抹消。
同２１日の広島戦（京セラＤ）以来のマウンドとなったが、まずは自分の仕事を果たした。貴重なセットアッパーだけに、総力戦となるここからが、見せ所だ。

そうかそうか、おつかれさま。
まだまだこれからやで。