愛があるかい？

ドラファンの友人は、朝倉があまり好きではない。
彼いわく「肝心なところで打たれるので信用できない」ということらしい。
どんなにチームが好きで応援していても、そんな選手がひとるやふたりいるのは仕方ないことだ。
先発が朝倉だと分かると「あぁー今日は負けるー」とか言っちゃったりもする。
だけど、だからって彼も球場にいるときはそんなこと言わない。
少なくとも、投げる前からそんな野次は言わない。

ところが、阪神ファンはどうだろう？
久保田の名前がコールされるだけで、先発が安藤だと告げられるだけで、ひどい声が飛ぶ。
もちろんそんな人ばかりじゃないのも知ってる。
だけど、あの失望と怒号が混じった声は確実に選手たちに聞こえているんだ。

みんな、球場に何をしに来ているんだろう？

甲子園の観客たちは、久保田や安藤だけじゃなく、若手にもとても冷たい。
6/29の試合も、本当にイライラした。
大量リードした終盤、若手チャレンジ登板として藤原と横山が登板。
「誰？」という反応は、いい。全然いい。
そのあと、なかなかアウトが取れなくて苦戦している彼らに対する観客は完全に「なにしとんねん、はよ終わらせろや」のブーイング。
もちろん、ピシッと終わらせてほしかったのは確かだし、それが出来なかった彼らにも非はある。
でもさ、こういうときこそしっかりしろとか頑張れとか言ってあげるのが応援するってことじゃないの？と。
しかも隣の22ユニの女がずーっと「球児だしてー球児ー球児ー」って言ってて、8点差で出るわけないやろボケ！と私も心の中で悪態つくっての。

結局さ、そういう人たちって応援には来てないわけだよ。
以前、友人は甲子園のことを「一見さんばかりで、観光地化してしまった」と言っていたけど、この現状はもっと悪化していて「有名人をテレビで見てる」のとなんら変わらないんじゃないかと思う。
ボヤくなら自宅のテレビの前でやってくれ。

会社の人は、「広島は熱い。球場にいる人はみんなカープが大好きで、野球が大好きだ」と言っていた。
そういう、愛が甲子園には足りない。
別に、球場観戦をマニアだけのものにしたいわけじゃないよ。でも愛がない球場に新しいお客さんがつくだろうか？仮についたとしてもこんな野次の飛び方が普通だと思うような人が増えても、誰にためにもならないと思う。



◎7/1甲子園
この日は大事なひーやんお誕生日。
開門と同時に入る。試合前からライナービジョンにはひーやんと広大へのお誕生日おめでとうメッセージの嵐。
今年も中日戦ばかり見ているが、練習をじっくり見るのは久しぶり。投手陣の練習が目の前過ぎて、ついつい観察してしまう。
おぉっカッコイイ人がおる、と思ったら100％の確率でそれは浅尾くんである。
そして、あっあれアキフミ！とついつい見てしまう高橋聡文。好きなんだろうか？好きなんだろうな。左だし。いい子だし。

先発は安藤。2ヶ月ぶりの復帰登板！
がしかし、コールされた瞬間のスタンドは「えっマジ？」または「あぁー、安藤ねぇ」の入り混じった複雑な反応。
なんでよう、みんな喜ぼうよう！エース様（仮）のお帰りだよう！私だって別に安藤が好きだとかぜんぜん思わないけど、安藤に頑張ってもらわないと困るんだもん、頑張れって思うじゃん！なんでそんな冷たい反応なのさ？！
ぜえぜえ。
・・・一昨日のドスコイ・横山への反応といい、ピッチャーへの愛が足りない。これだから甲子園はいやだ。

試合展開としては、我慢して我慢して我慢してー・・・どーーーん！！！という感じ。
8回に5点とって逆転勝利って、出来すぎた話よねぇ。
西村くんは本当に何か持っている。

てか、肝心のひーやん。
8回ウラに代打で登場、2球目をサードフライって！
かなりあっという間に出来事で、肩透かし食らった気分であった（笑）


6/30
見てない。
録画は見たけど、見てないといいたい・・・。


6/29
比較的急に決めた現地参戦。
電車の中で経過を見ると、なにやら満塁のピンチの様子。
ここで打たれて大量失点なんてことになったら、着く前に試合が終わってしまう！
頼むスタン、耐えてくれ！と言いながらライトに向かうと、とりあえずはしのいだようでセーフ。
到着したとたんに打線の大爆発が待っていた！
とくにタカヒロの3ランは、間に合って本当によかったと思った（笑）
ブラたん3連続本塁打はすごかったなー。どれも打った瞬間いける！って感じだった。
まさかの3者連続か？！と思ったけど、そうはうまくいきませんなー。

ピヨ谷ブームのなにがって、サードベースを回ってから歯を食いしばって全力疾走する姿がもうたまんないのよね・・・。